東京映画記者会(東京中日スポーツなど在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)が選ぶ「第66回(2023年度)ブルーリボン賞」が23日、決定した。「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)が作品賞、主演男優賞(神木隆之介)、助演女優賞(浜辺美波)の3冠を獲得。吉永小百合(78)は3度目となる主演女優賞に輝き、これで昭和、平成、令和の3時代での同賞受賞となった。授賞式は2月8日に東京都内で開催される。
吉永は1962年度に「キューポラのある街」で、史上最年少の17歳で初めて主演女優賞を受賞。2000年度には「長崎ぶらぶら節」でも獲得し、今回は23年ぶり3度目の受賞。約60年にわたって昭和、平成、令和の3時代で主演女優賞を獲得してきた。
「ブルーリボン賞は17歳になったばかりのときに頂きましたから、自分の中で特別な賞という思いがある。映画を作っている人間にとって、とても励みになる」と喜ぶ。「62年は賞があるということも知らないくらいだった。ただ夢中でやって、それで頂いて記者会見した。監督にしっかり指導していただいて必死に付いていったという感じで、賞を頂けるなんて夢のようでしたね」と振り返る。さらに「監督と私が座って、私は白いリボンか何かを髪につけていた。ブルーのリボンで結んだ賞状を頂いた」と懐かしそうに話す。
2月に行われる授賞式では「母と暮せば」(15年)で親子役を演じた二宮和也(40)が司会を務める。
1957年にラジオドラマ「赤胴鈴之助」でデビューして以来、ほとんどの活動を映画にささげてきた。「いま地震や世界の戦争など大変な時代だが、映画という文化がずっとずっとこの先みんなの中に残っていってほしいと思うし、私自身は自分が出た映画が100年残ってほしいという思いがある」と強調。
年齢を重ねても、まだまだ意欲は旺盛だ。
◆第66回ブルーリボン賞◆
作品賞 「ゴジラ-1.0」
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