心を激しく震わせる、奈緒と木梨憲武の新ドラマ。「初詣で記念撮影するシーン」がなぜ秀逸か
2024/01/23

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(月)から放送開始された『春になったら』(・、月曜よる~)は、毎話させてくれそうな期待値の高いだ。



◆3か月後に「結婚します!」「死んじゃいます!」
 本作は早くに母親を亡くして以降、2人で支え合って生活してきた娘・椎名瞳(奈緒)と父親・雅彦()の親子が。、それぞれ報告したいことがあるとして、瞳は東大中退子持ち・川上一馬(濱田岳)と3か月後に結婚を予定しているという。また、雅彦は3か月後に膵臓(すいぞう)がんで亡くなると余命宣告を受けたことを口にする。


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 雅彦は娘が売れない芸人と結婚しようとしていることに激しく動揺。断固として反対する。ただ、瞳は雅彦のあっけらかんとした態度から嘘をついていると思い、深くは受け止めない。後日雅彦つこく自身が余命宣告を受けたと言われた瞳は、 雅彦が受診したという病院を尋ね、それが嘘ではないことを知る。医師からは治療すれば2~3%の確率で5年後も生存している可能性があると言われたが、雅彦はその提案を拒否していたことも教えられた。

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◆父親が、がんの治療を頑なに拒む理由
 瞳としては「受けるでしょ普通、治療。治る可能性あるんだから」と説得するが、雅彦は「 3年前さ、職場の同僚が膵臓がんになったんだよ」「そいつはさ、治療受けたんだけどで苦しんで苦しんでさ、病院から1回も出れないままさ、1年半で亡くなっちゃった」と治療を受けない理由を説明する。それでも、瞳は「たった1人の家族なんだよ」「死んじゃやだ」と泣き叫ぶもその思いは雅彦には届かなかった。


◆木梨と奈緒が、まるで実在する親子のよう
 瞳が雅彦に治療を哀願するは、もし自分が彼女の立場だったらと身につまされる思いだった。“ただ単に”ではなく心が激しく震えた要因として、 瞳と雅彦の軽快なやり取りが良い“フリ”になっていたからではないか。


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 一馬の2桁しか再生されていないネタ動画を見た雅彦が「どうしてこんなやつと……売れるわけねえだろ」

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と結婚を思いとどまるように説得するが、瞳は「かず君の笑いに時代が追い付いてないの」と反論。激しい口論を展開したかと思えば、その翌日に2人は着物を着て初詣に出かけている。さらには、瞳の高校ので看板の前で瞳と雅彦が並んで写真を撮ってもらう時、雅彦が裏側に明るめのトが入ったを見せようとするも瞳がそれをに制すも差し込まれた。


 それらのを見ていると、 実在する親子のやり取りを覗き見している感覚になる


◆木梨は当て書き? と思うほどのハマり役
 奈緒はに放送された『あなたがしてくれなくても』()でレスに悩む女性を演じ、同じ境遇の女性から多くの共感を得ていた。とにかく奈緒は日常に溶け込むことが上手く 「実際にどこかで生活していそう」と思わせる


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 そんな奈緒の相手役である木梨も“瞳を育てた父親”という説得力を持たせる演技が光る。特に雅彦は木梨で当て書きしたのかと思えるほどのハマり役。 “親子を演じている”ではなく、“親子になっている”2人

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が織り成すは楽しみで仕方ない。


◆盤石の制作陣に、脇を固める俳優たち
 瞳が勤務する助産院の院長・杉村節子は小林聡美。雅彦が通う病院の緩和ケア医・阿波野弘は光石研が担うなど、俳優がズラリと脇を固めている。2人だけではなく、様々な登場人物の演技に心が揺さぶられるかもしれない。


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 また、制作陣も安定感がある。は『』()や『』を手がけた福田靖氏。さらに監督は『2』()を担当した松本佳奈氏が務めており、家の中での2人の会話劇に引き込まれる瞬間は多くなるだろう。春になった時にどのような感動を生んでくれるのか今からさせてくれるだ。


<文/望月悠木>


【望月悠木】。主に、に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。:



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