二階堂ふみの“胸キュン恋愛ドラマ主演”が意外ではない理由 作品選びのスタンス裏付ける強気な「発言内容」
2024/01/23

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 1月23日からスタートするドラマ『Eye Love You』(TBS系)の主演に抜擢された二階堂ふみ(29)。二階堂といえば、『VIVANT』など話題の大作ドラマで好演を見せ、主演映画でもヒットを飛ばしている。愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地氏が、二階堂の発言内容などからその心理を読み解き、今期ドラマについて分析する。

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 2016年に新垣結衣主演『逃げるは恥だが役に立つ』で社会現象を巻き起こし、前クールは広瀬アリス主演『マイ・セカンド・アオハル』で話題を集めたTBSの「火曜ドラマ」。

 女優を主人公に抜擢する恋愛ドラマ枠として知られているが、1月23日からスタートする今クールの「火曜ドラマ」は、二階堂ふみ主演の『Eye Love You』となっている。

 公式サイトによると《心の声が聞こえる“テレパス”を持つ主人公が超ストレートな年下の韓国人男性と恋に落ちる! もどかしくも明るいファンタジック・ラブストーリー!》とのこと。

 もし、二階堂ふみに“通好みの作品に出演するこだわり女優”といったイメージを持っているとしたら、こんな胸キュン展開がてんこ盛りになりそうな恋愛ドラマに主演することが、意外に思えるかもしれない。

 だが、これまでの二階堂のキャリアと彼女のスタンスを踏まえて考えると、『Eye Love You』に主演することも腑に落ちるのである。

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 二階堂といえば、昨年7月クールのTBS「日曜劇場」で放送され、大ヒットした『VIVANT』のヒロイン役が記憶に新しい。彼女に対して“通好みの作品に出演するこだわり女優”といった印象があるとしたら、それは10年以上前の出世作の影響だろう。

 二階堂は2012年に『ヒミズ』、2013年に『脳男』、2014年に『私の男』など、社会派問題作とも言える映画に立て続けに出演していたのだ。

 ある事件をきっかけに運命が狂っていく15歳の男女を描いた『ヒミズ』では、染谷将太とダブル主演し、「ヴェネチア国際映画祭」で日本人初となる最優秀新人俳優賞を獲得。同作では「日本アカデミー賞」の新人俳優賞も受賞している。

『脳男』では“人間爆弾”によって連続無差別殺人を巻き起こすサイコキラー役を狂気的に演じ、『私の男』ではダブル主演した浅野忠信との濡れ場を体当たりで演じて歪んだ愛の顛末を体現してみせた。

 余談だが、筆者は2017年からシリーズがスタートしたバカリズム原案のドラマ『住住(すむすむ)』の大ファン。同作で二階堂演じる本人役が実にキュートで、どハマりしていた。他作品とのギャップが魅力的だったのだ。

 いずれにしても『ヒミズ』で世間に名を知らしめ、その後も『脳男』『私の男』といった“エグい作品”にて憑依型のキレッキレ演技を見せていたため、“役者・二階堂ふみ”のイメージがその段階で固定されたままだと、胸キュン恋愛ドラマの主演が意外に思えるかもしれない。

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 しかし、近年の彼女の作品選びを見ると、エッヂの効いた問題作ばかりではないことがわかる。

 2019年には「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」のセリフが衝撃だった、映画『翔んで埼玉』にGACKTとダブル主演しているし、昨年11月公開の第2弾にももちろん主演。2020年にはNHKの朝ドラ『エール』で、主人公の作曲家を支える妻(ヒロイン)を好演していた。

 また二階堂が「火曜ドラマ」で主演するのは二度目で、2021年にもドタバタ系のラブコメ『プロミス・シンデレラ』にて、性格の悪い金持ち男子高校生と恋に落ちるバツイチアラサー女子を演じていたのだ。

 このようにメジャーな作品やポップな作品にも積極的に出演しているのである。

 そんな二階堂の作品選びのスタンスは、かつて出演していたあるバラエティ番組内での発言から推察することができる。

 二階堂は2016年から2年間、『ぐるナイ』(日本テレビ系)の人気企画「ゴチになります!」にレギュラー出演。新メンバーとなることが発表された際、共演者からなぜこのバラエティ仕事を引き受けたのかと質問され、率直にこう答えていたのだ。

「知名度を広めたい、と思いまして」

 後日行われた同番組の囲み取材でも、スーパーやタクシーで女優だと気付かれないため、まだ自分が有名になったという感覚がないと吐露していた。

 そう、彼女はニッチな作品やエキセントリックな作品ばかりを好んでいるわけではなく、実はけっこう承認欲求強めで、ゴリゴリの成り上がり志向の持ち主なのではないだろうか。

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──貪欲かつ野心家の一面もある二階堂。昨年は『VIVANT』に『翔んで埼玉』第2弾と大ヒット作に出演が続き、今年もさっそく恋愛ドラマ主演と大車輪の活躍。さらなる飛躍の予感だ。

【プロフィール】
堺屋大地(さかいや・だいすけ)/恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『文春オンライン』、『CREA WEB』(文藝春秋)、『smartFLASH』(光文社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『日刊SPA!』などにコラムを寄稿。これまで『女子SPA!』(扶桑社)、『スゴ得』(docomo)、『IN LIFE』(楽天)などで恋愛コラムを連載。LINE公式サービス『トークCARE』では、恋愛カウンセラーとして年間1000件以上の相談を受けている(2018年6月度/カウンセラー1位)。

公式Twitter:

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