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賛否両論の日曜劇場、西島秀俊が体現した”リアリティ“よりも大切なコト
2024/01/22

 何だか最近、を題材にした作品が多くはないか。ただし、このの扱い方は要注意であることを忘れるなかれ!



 というわけで、毎週よる9時から放送されている『マロ~父と私のアパッシオナート~』()をどう見るか。がとは珍しいが、やっぱり注目は扮するマロだ。


「と」をこよなく愛する・加賀谷健が、本作がまさかの『』以上だと思う理由を解説する。


◆を可能にするー力
 音楽を題材にした作品でもは、特に細心の注意が必要になる。スに比べ、何百年単位の歴史に裏打ちされた伝統や、制約がかなり厳格だからである。


 まず第一に、俳優にとっての負担があまりにも大きい。例えば、やなどの楽器奏者を演じる場合、幼少から楽器用に訓練された身体を、演奏経験がない俳優が限られた役作り期間でするのはに近い。


 これはを専門にする音楽にいる筆者が、実際にさまざまな作品の現場で感じてきたことでもある。


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 でもときに、そんなを可能にしてしまうような才能の俳優が、驚異のーで演技をこなしてしまうことがある。『マロ』のは、まさにそんな好例だ。


◆佇まいで一本勝負



 俳優とは言わば、自分が経験したことがない人生や出来事をほんとうのように見せる仕事。その意味で彼らの想像力はとてつもなく豊かなものだが、要するに“見せ方”を知っている人たち。


 ある大手CM撮影の現場で筆者が音楽監修をしたとき、をさわったこともない俳優がほんの1時間ほどの指導によって、プロ奏者と見紛う佇まいで画になっていて驚いたことがある。


『』(、)で天才的な音大生を演じた(幼少期に経験がある)もきっとそんな奇跡を起こしただろう。あるいは上野の相手役だったの指揮の見栄えも素晴らしかった。


 楽器は得手不得手がすぐにバレてしまうけど、指揮ならまだ騙しがきくかもしれない。指揮者それぞれのコンダクティングのクセを見様見真似で習得し、あとは佇まいで一本勝負をかけたらなる。


◆指揮者役の佇まいに必要なもの



 でも逆に言えば、佇まいがうまくキマらなかったら、これはもうどう演じてもたぶんダメ。『リバーサル』(、)のも若きマロ役を悠然とした振り方でに演じきった。


 マロつながりでは、『』のは、そこはかとなくにもかかわらず、マロの指揮に妙な説得力をもたせていた。そう、指揮者役、特にマロ級の佇まいに必要なものはな説得力なのだ。


 ディテールはの想像力が補足するとして、が一本線としてなければいけない。それで筆者が今、最も佇まいがあると感じるが、マロ指揮者役を演じるというので、これは期待しかなかった。


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◆危なっかしい
が主演と聞けば、すぐさま申し分ないとも思うのだが、第1話を見るとなかなかに危うげでさせてくれるではないか。の名門楽団で、首席指揮者であるマロの代役となったのが、世界的に活躍する指揮者・夏目俊平()だ。


 最初の演目では、西島特有の嬉々とした表情で、あまりにも楽しそうに振っているものだから、『』(、)の史朗さんをついした。振り方自体も割とで音の頭と一致している。


 それが休憩中、娘の響()が事故に遭った報せを受けて、気持ちがドンと沈む。次の演目ではどんよりした振り方になる。感情の変化を表現するとはいえ、こんなにはっきりわかりやすく違いをつける振り方はあまり現実的ではない。


 指揮者役としてこれは何だか危なっかしいなと思ったものの、いやでもこれもありだなと。そう思わせるだけの佇まいが西島にはやっぱり備わっているのだと思う。


◆だから許してしまう


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 以来、俊平は指揮者を辞めてしまい、5年後、彼は一時帰国する。響と息子・海(大西利空)と再会し、に出張する妻・志帆(石田)に代わり、家事、洗濯、食事作りに励む。でも音楽以外、この人には何もできない。


 海にも呼ばわりされる。特に料理は朝も夜もひどい有り様。な。世の中では指揮者はこんなに“音楽バカ”ななんだなと思った。現実のマロと呼ばれる人たちは、当然手先が器用なので、むしろ料理はプロ級の腕前の人が多いのが実際のところ。


 確かに西島さんがマロを演じるなら、史朗さんが特に料理上手だったこともあり、今回は料理下手な方が面白い。やっぱりこれも西島の佇まいだからこそ納得させられ、許してしまうのかも。


◆『』以上の画期的な音楽
 帰国した俊平に舞い込んでくるのが、静岡の市民「晴見」の指揮者就任の仕事。もちろん引退の身の俊平は断ろうとするのだが、一応を見にやってくる。


の近藤益夫(津田寛治)が指揮する『第5番』は速いで恐ろしくな演奏。


 マロが自分たちの演奏を聴いていると思うとさらに上がってしまう。団員全員の心の声が漏れ聞こえる。なんだか楽しい。なんで? 宮沢氷魚、など、団員たちのが底抜けに愉快な仲間たちに見える。


 まさにな音大生たちの日常を豊かに描いた『』と精神面ではどこか通じるものがある。


 見かねた俊平が指揮台の近くで、両腕を広げる瞬間、が神がかった。あんなに危うげだったのにこのときばかりは、世界的なマロにしか見えない。鳥肌ものだった。が指揮者役としてどんどん引き立ってくる。


 本作をれっきとしたの観点から厳しく見つめると、は感じられない。それでもなお、この作品には特別な力強さを感じる。


 むしろのなさが魅力の本作。、『』以上の画期的な音楽なのではないだろうか? すくなくともそのは十分あるように思う。


<文/加賀谷健>


【加賀谷健】音楽で企画の傍ら、大学時代から夢中の「と映画」をにコラムを執筆している。を問わない雑食性を活かして「!!!」他寄稿中。芸術学部映画学科監督卒業。:



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引用元:https://news.nicovideo.jp/watch/nw14208280?news_ref=50_50,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]

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