女性客からホストへ「私とホテル行く?」とセクハラ発言も…歌舞伎町のモラル崩壊「生々しい現場ルポ」
2024/03/27

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男性から女性へのセクハラ発言は厳しく取り締まられるようになった昨今だが、女性から男性へのセクハラ発言に対する意識はまだ低いようだ。2月18日放送の『だれかtoなかい』(フジテレビ系)に出演した真木よう子(41)が新田真剣佑(27)に対し「孕(はら)ませられると思った」「エロい」などの発言を連発し、ドン引きの声が相次いだ。

女性が若いイケメン男性に性的な感情を抱くのは不自然なことではない。問題はそれを直接本人に伝えるということがセクハラだと認知できていないことである。プライベートや職場でのそうした発言には気をつけたいものだが、男女ともにその辺りのリテラシーが低下しがちなのがカネを払った夜の街である。

「キャバ嬢にオッサンが言ってたら、めちゃくちゃ炎上するだろってことみんな普通に言ってきますよ」

そう語るホストのマサキ(仮名・22)は苦笑いする。

「お店に初めてくるお客さんは初回、って言って5分交代くらいでホストが次々来るんですけど、そのホストの容姿を罵倒したり、『私とこの後ホテル行ける?』とか聞いてきたりする人もいます。自分がキャバとかで指名でもないオッサンに言われたら嫌なことも平気で俺らには言ってくるんですよね」

客の目に余るセクハラ言動は尽きないという。

「エロい感じのヘルプのことを『歩くセックス』って呼んでた人にはドン引きしましたね。隣に座ると平気でボディタッチしてくる人もいますし。下半身を触ってきたり。

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嫌がるとキレてくるお客さんとかもいますしね……。先輩のホストで、女装イベントした時にお客さんにスカートの中に手を突っ込まれて、初めて女の子が痴漢される気持ちがわかったって落ち込んでる人もいましたよ」(マサキ)

キャバクラでもホストでも枕営業は存在するが、それを「ネタ」にする頻度はやはりホストクラブのほうが高い。

「(男性器を)入れてくれたんでシャンパン入れちゃいました」「この前担当と枕した時に中折れされました」などといった過激な発言がシャンパンコール中のマイクを通して店に響き渡ることもある。ホストもホストで、「可愛いお客様には金銭関係なく枕営業をしてしまう」という匂わせをする者も少なくない。

結果として、「抱かれなければ自分は可愛くない、女として見られていない」という不安に駆られ、余計に枕営業されることに固執してしまう女性客もいるのだ。

一方で、ホストから女性客への「接客」の中にもセクハラになる可能性のあるものが含まれている。褒(ほ)め言葉として「俺全然お前のこと抱けるよ」と言ってきたり、ボディタッチの延長線上で、店内の他のキャストが見ているところで胸を触られるなど枚挙にいとまがない。

筆者の体験談で言えば、店内で「久々に俺に会えて濡れてるんじゃない?」と下着の中に手を突っ込まれそうになったり、バーで飲んでいる時に「お前のせいで勃(た)ったから舐(な)めてよ」とポロリされたこともある。イケメンからの性的な仕草ということで人によってはときめくのかもしれないが、全員に共通するわけではないだろう。「自分が相手を性的に見ている、性的に評価している」という視点は、男女ともに諸刃の剣であり、相手が嫌だと感じればセクハラなのである。

酒に溺れ、カネという免罪符の効力が大きい歌舞伎町だが、最低限のモラルは持ち合わせていたいものだ。

『FRIDAY』2024年3月15日号より

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