にに生まれた、新宿。座席や鑑賞環境にこだわり、が監修をした音響で映画を楽しめるこので、の映像『HI VAH VAH!』が公開された。本作は高橋の・『VAH!』()を再現するため、に開催された一夜限りのを収録したもの。これまで(CDとの)やで販売されていた映像作品だが、それがの大画面で、しかも最高ので観られるというまたとない機会だ。
から28日まで10日間に渡る限定上映で、初日の上映前にが行われた。登壇したのは、に参加した/の佐橋佳幸。同じくに参加して、晩年の高橋作品に欠かせない存在だったのゴンドウトモヒコ。そして、
がCD/としてされた際のミキや今回の上映の音響調整を手掛けるなど、長年、高橋の作品に関わってきたの飯尾芳史の3人で、や高橋のを語り合った。
こののきかっけになったのは、『VAH!』のだけを録り直した『VAH VAH!』()のだった。飯尾によると、高橋は同じようにだけリテイクした小坂忠『HORO 』()に刺激を受けたという。そして、を完成させてをやることになった時、高橋はバンマスをやってほしいと佐橋に声をかけた。その際、高橋は「は林立夫で。当時の僕のをすべて知っているのは彼しかないから」と指定したと佐橋は回想。飯尾は「林さんは幸宏さんとは全然違う
のなのにでは『VAH!』のになってるんですよね」と感心する。
そして、では、の音を忠実に再現する、という目標を掲げて参加は『VAH!』を何度も聴いてを分析した。それはさながら『VAH!』研究会だったとか。そんななかで、のがに洗練された味わいを生み出す隠し味になっていることなど様々な発見があったという。そして、が弾いたなど、「曲の顔になる演奏」は当時のものを使い、生演奏と融合させるという時を超えたが行われた。しかし、難しい曲が多く、佐橋は後日、録音された音源が届いた時、真っ先に最難関だった「Eic 」の自分の演奏を確認。
これまでで一番の出来ばえだったことを確認して、胸を撫でおろしたという。
また、の曲は、高橋の依頼を受けてゴンドウが書き下ろしたもの。「映画の音楽を意識して曲を書いていた時に・レイの訃報が届いた」(ゴンドウ)。・レイは高橋が10代の頃に何度も観た映画、『男と女』(
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