JR東日本は23日、同日午前に発生した停電に伴い、東北新幹線の東京―仙台間、上越・北陸新幹線の東京―高崎間の上下線で終日運休を決めた。復旧作業中に爆発音がして作業員が感電。三つの新幹線が通過する区間の架線トラブルで新幹線の車両や地上設備が損傷しており、東日本から北陸にかけて交通網が大きく乱れる異例の事態となった。
R東によると、東北、上越、北陸の各新幹線は計283本が運休し、計約12万人に影響した。24日始発から運転を再開する計画だが、既に24日午前の東北新幹線と山形新幹線計2本の運休を決定。JR東は復旧作業の進み具合により、さらに遅れや運休が発生する可能性があるとしている。
JR東などによると、午前10時ごろ、北陸新幹線金沢発東京行きかがやき504号(W7系12両編成)が大宮―上野間を走行中、停電が発生し停車した。
係員が確認すると、1キロほど通過したさいたま市中央区下落合4丁目付近で、架線が約150メートルにわたって垂れ下がっていたことが判明。JR東はかがやき504号が付近を走行した前後に、架線や車両に何らかのトラブルが起きた可能性があるとみて調べる。
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