北朝鮮専門サイト「NKニュース」は23日、北朝鮮の首都平壌にあり、南北統一を象徴するアーチ形の記念碑「祖国統一三大憲章記念塔」が同日までに破壊された可能性があると報じた。23日朝の衛星画像を分析した結果として伝えた。15日の最高人民会議(国会)で金正恩朝鮮労働党総書記が撤去を指示していた。
金正恩氏は最高人民会議で、憲法を改正して韓国を「主敵」と明記するよう指示し、「見苦しい」として記念碑の撤去を命じていた。
記念碑は故金正日総書記の時代に建設され、2000年に史上初の南北首脳会談が開かれた後の01年8月に完成。南北双方の女性が朝鮮半島のマークを掲げるデザインで、北朝鮮南西部・開城までを結ぶ高速道路の平壌側入り口にある。海外から観光客も訪れるなど、金正日氏の「遺産」でもあった。 金正恩氏が南北の平和統一を放棄する方針を掲げて以降、北朝鮮で韓国との融和を目指す標語が使われなくなったり、対韓国宣伝サイト「わが民族同士」が見られなくなったりしている。
(共同)
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