嵐の二宮和也(40)が語る3日連続の独占インタビュー最終回。昨年10月にスマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)を退所して以降も、事務所やグループの垣根を越えてYouTubeなどで仲間と活動するニノは、“不惑の抱負”として「好き嫌いなく、よく食べましょう」というフレーズを掲げた。その真意を聞いた。(取材・構成=田中 雄己)
「ひょうひょうとした」と形容されることも多い二宮だが、退所後に悩みや迷いにも駆られた。事務所やグループの垣根を越えた活動を継続するにあたってもそうだった。
「(中丸雄一、山田涼介、菊池風磨と出演するYouTubeチャンネル)『よにのちゃんねる』でいうと、他事務所の人間が絡んでいる中で、見てくださる方がストレスを感じることなく、今まで通り…なのか分からないですけど」
肩で息を吐き、安堵(あんど)したような表情を浮かべた。21年4月に開設した「よにの―」の登録者数は、現在も右肩上がり。428万人を突破している。
「『グループの垣根を越えた』という、うたい文句で始めたんですけど、退所後も『4人でやってきたことだから続けて』と旧事務所スタッフに言われたことは感謝ですし、変わらずに見てもらえているならありがたいです。(事務所名変更が決まり)一度更新が止まりましたけど、その期間も見てくれている方がいて。見たい思いや応援してくれる気持ちを受け取りましたし、本当にうれしかった」
「よにの―」では、後輩やジュニアを紹介することも多いが、ニノ自身も後輩から刺激を受けている。
「『たら・れば』の話になっちゃいますけど、もしかしたら、ここに後輩たちが立っていたかもしれないよなって。でもみんなそれぞれに配信を頑張っていて」
YouTube生配信の最大同時接続数の日本新記録(133万)を樹立したSnow Manを始め、多くのグループがライブ配信でファンと時間を共有した。
「これからどうなるかは分からないですけど、自分も後輩たちの頑張りを見て、嘆く前に頑張らないといけない気持ちになりました。『頑張っているね』とちゃんと“親元”に届くように。(自分を)大きくしていただいた恩を返すことを考えるようになりました」
言葉の端々から27年間在籍した“古巣”への愛着や、所属タレントへの愛があふれ、伝わってくる。
「本当は、あそこでお世話になっている時に、もう少しお芝居という表現を広げたい部分は、正直あった。いろいろなことができないかなと考えていたんですよね」
正対して、1時間がたった。初めて視線がそれ、声のトーンは低くなった。
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