古式ゆかしい節回しで、召人が和歌を詠み上げる声が、皇居・宮殿の松の間に響き渡る。1月19日、新春恒例の宮中行事である「歌会始の儀」が行われた。宮内庁によれば、「歌会始の儀」の起源は鎌倉時代中期の1267年まで遡る。皇室で750年以上にわたり受け継がれてきた、新年を彩る行事の一つだ。
今年のお題は「和」。
天皇陛下と雅子さま、愛子さまをはじめとする皇室の方々に加え、国内外の約1万5千首から選ばれた入選者10人、選者らの歌が披露された。雅子さまは次のような御歌を詠まれている。
《広島をはじめて訪ひて平和への深き念ひを吾子は綴れり》
2016年5月、学習院女子中等科3年生だった愛子さまは、修学旅行で広島市の平和記念公園をご訪問。その場で受けた衝撃と平和を尊ばれるお気持ちを、女子中等科の卒業文集に寄せた作文にこう記している。
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