監督賞・石井裕也監督、「月」「愛にイナズマ」テイスト異なる2作で受賞 「特別な2作で、すったもんだあった作品が評価された」【第66回ブルーリボン賞】
2024/01/23

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 東京映画記者会(東京中日スポーツなど在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)が選ぶ「第66回(2023年度)ブルーリボン賞」が23日、決定した。「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)が作品賞、主演男優賞(神木隆之介)、助演女優賞(浜辺美波)の3冠を獲得。吉永小百合(78)は3度目となる主演女優賞に輝き、これで昭和、平成、令和の3時代での同賞受賞となった。授賞式は2月8日に東京都内で開催される。

 石井裕也監督(40)は実際の障害者殺傷事件を題材にした作家・辺見庸さんの小説が原作の「月」、どうしようもない家族が織りなす痛快ストーリーの「愛にイナズマ」で監督賞を受賞。「特別な2作で、すったもんだあった作品が評価された。見てもらえただけでうれしい」と喜んだ。

 商業映画デビュー作「川の底からこんにちは」(2010年)は、第53回ブルーリボン賞監督賞を史上最年少で受賞。「月」はその題材から、完成や公開が危ぶまれたが「映画表現は本来自由で、勇敢であるべきだ」などといった信念が結果的に評価された。

 「愛にイナズマ」はまったく異なるテイストの作品で、ユーモアあふれる家族の愛を描いた。わずか2週間違いで偶然公開された2作は、石井監督の力量を知らしめた。「愛に―」に出演した佐藤浩市は助演男優賞を受賞し、佐藤からは「授賞式が終わったら飲もうぜ」と誘われている。

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◆第66回ブルーリボン賞◆
作品賞   「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)
監督賞   石井裕也(40)「月」「愛にイナズマ」
主演男優賞 神木隆之介(30)「ゴジラ-1.0」「大名倒産」
主演女優賞 吉永小百合(78)「こんにちは、母さん」
助演男優賞 佐藤浩市(63)「愛にイナズマ」「せかいのおきく」など
助演女優賞 浜辺美波(23)「ゴジラ-1.0」「シン・仮面ライダー」
新人賞   黒川想矢(14)「怪物」
外国作品賞 「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
【邦画ベストテン】
「ゴジラ-1.0」
「月」

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「怪物」
「春に散る」
「エゴイスト」
「福田村事件」
「こんにちは、母さん」
「正欲」
「愛にイナズマ」
「BAD LANDS バッド・ランズ」
「市子」
「わたしの幸せな結婚」
「PERFECT DAYS」
「ロストケア」
「渇水」
*同票で6作品
【洋画ベストテン】

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「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
「グランツーリスモ」
「オットーという男」
「ナポレオン」
「AIR/エア」
「生きる LIVING」
「TAR/ター」
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
「バービー」
*丸数字は年齢

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