2014年12月29日。東京・渋谷にあるNHKホールでは「第65回紅白歌合戦」のリハーサルが行われていた。五木ひろしが紅白に出場するのは、これで通算44回目。五木が選んだのが1971年に発売、大ヒットした「よこはま・たそがれ」。作詞を手掛けたのは、この年9月、呼吸器不全のため亡くなった山口洋子氏だった。
リハーサルの後、同局で会見を開いた五木は「天国の山口さんへの追悼と、感謝の気持ちを込めて歌いたい」と、数ある候補の中からこの曲を選んだ理由を説明したが、まさに泣かず飛ばずのドン底だった五木にラストチャンスを与えてくれたのが、この曲だったのだ。
「これが駄目なら、ふるさとの福井に帰って農業をやろう」。そんな決意の中、アマチュアが集まるオーディション番組「全日本歌謡選手権」に、ミノルフォン専属のプロ歌手「三谷謙」として出場した五木。
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