《小樽女児集団わいせつ》南から北へ列島を縦断したロリコン無職39歳の「存在感のなさ」と「警官の父」
2024/01/23

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 北海道小樽市のホテルで13歳に満たない女児に睡眠導入剤を飲ませ、わいせつな行為に及ぶ――北は北海道、南は沖縄という居住地も年齢も異なる男5人が小樽に集結し、年端もいかない少女に対して行われたおぞましい犯行は、世間を震撼させた。

 小樽署は今年1月15日までに強制わいせつ、強制性交未遂などの疑いで男5人を逮捕した。

 逮捕容疑は2018~22年、小樽市内の宿泊施設で、13歳に満たない特定の女児に対してわいせつな行為に及んだというもの。犯行を主導したとみられている、茨城県笠間市の無職・花麻重仁(46)の異常な“少女への執着”については、で報じたとおり。

児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑でも逮捕

 ほかに逮捕されたのは、神奈川県大和市の建築作業員・原淳一(55)、札幌市豊平区の会社員・鳴海夕磯(53)、大阪府豊中市の無職・小嶋宏明(42)、沖縄県宜野湾市の無職・比嘉裕健(39)。

「主犯の花麻容疑者は、同じ女児のわいせつな動画を撮影し、そのデータを22年2月に比嘉容疑者に提供したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑でも逮捕されています」(全国紙記者)

 花麻容疑者から女児のわいせつな動画も受け取っていたという比嘉容疑者。

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北の大地から遠く離れた沖縄に住む男は、いかに花麻容疑者らと知り合い、北海道で犯行に及ぶに至ったのか――。

 沖縄県宜野湾市にある在日米軍海兵隊の普天間飛行場からすぐそばの住宅地。時折、すさまじい音をたてながら航空機が空を飛ぶこの町に、比嘉裕健容疑者は住んでいた。小中の同級生が明かす。

「比嘉は小学校の5年くらいに転校してきて、そのまま地元の中学校に上がりました。内向的で大人しく、もの静かな子でしたよ。インドア派で、アニメや漫画、ゲームでよく遊んでいました。友達もそう多くなく、どちらかというと趣味の合う人たちだけでつるんでいましたね」

 卑劣な性犯罪の容疑で逮捕された男たちは、主にインターネット上の小児性愛者コミュニティを通じて知り合っていた。こうしたコミュニティの「オフ会」を企画し、わいせつ行為の場所を提案するなどした「主犯」とされる花麻容疑者も、ネット上で“銃神”と名乗り、ゲーム内で仲間をつくっていた。

「ロリコン系の漫画も読んでいた気もするけど…」

 ゲーム好きで小児性愛者、花麻容疑者と比嘉容疑者の嗜好は似通っている。ネットで知り合った2人は欲望を暴走させ、ついに現実の少女に手を出してしまったのか。だが同級生はこう首をかしげるのだ。

「誰かに対して乱暴なことを言ったり暴力をふるったりするような子ではなかったです。もちろん学校でいじめられていたとか、逆にいじめていたということもなかった。とにかく影の薄い、印象に残らないタイプだったので、北海道でこんな大それた事件を起こすなんて本当に信じられないですね……」

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 比嘉容疑者について、同級生たちは口々に「物静か」「おとなしい」と当時の印象を語る。

「子供らしくないというか、ちょっと変わっている子でした。親子何人かのグループで一緒にキャンプに行ったこともありましたが、こちらから何か問いかけてもよく分からない返答をしていて、何を考えているのか分からない節はありました」(同級生の母親)

 当時から幼い少女に対する興味が強かったのか。前出の同級生はこう話す。

「当時は中学生でしたから異性の話なんかもした記憶はありますし、ちょっとエッチなロリコン系の漫画も読んでいた気もするけど、普通に女の子が好きな、人並みの感性を持った子だった。極端に小さい女の子に興味を示している姿は見たことがない」

父親の“悩みのタネ”だった

 中学卒業後は、高校に進学したとみられるが、「その後の足取りはよく分からない」と同級生の誰もが口を揃える。

 比嘉家を知る女性によると、比嘉容疑者は3人兄弟の長男。宜野湾市にある3階建ての戸建て住宅で暮らしており、1階が比嘉容疑者の居住スペース、両親と弟は2、3階に住んでいたという。だが、近隣住民は「(比嘉容疑者の)姿はほとんど見たことがない」と証言する。

「成人してからは関東の方に数年仕事で行っていたようですが、心を病んでまた地元に戻ってきた。そこからはあまり仕事もしていなかったと思う」(近隣住民の一人)

 比嘉家を知る別の男性はこう話す。

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「数年前、バス停で比嘉容疑者を見かけたことがあります。黒髪で地味目の普段着を着ていた。声をかけると、『那覇に仕事に行くんです』と言っていた。仕事で内地に行ったり、またすぐに地元に戻ってきたりと、なかなか仕事が長続きせず、父親の『悩みのタネ』だったようです」

 前出の知人女性はこう推し量った。

「もう退職されましたが、裕健のお父さんは沖縄県警の警察官でした。立派なお父さんを持ち、長男である比嘉容疑者はプレッシャーを感じていたのかもしれません。だからといってこのような犯罪に走るなんて許されることではありませんが……」

 北海道警察は、慎重に事件の経緯を調べている。

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 今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。

 文春リークス:

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