インタビュー中も名コンビぶりを発揮した神木隆之介と浜辺美波
東京映画記者会(スポーツ報知など在京スポーツ7紙で構成)が選ぶ「第66回(2023年度)ブルーリボン賞」が23日、決まった。「ゴジラ―1.0」(山崎貴監督)が、作品賞と主演男優賞の神木隆之介、助演女優賞の浜辺美波の3冠を獲得した。授賞式は2月8日に都内で開催される。
「ゴジラ―」と、昨年の朝ドラ「らんまん」(NHK)でパートナー役を務め、互いを“浜辺”“お兄さん”と呼び合う名コンビ。神木は、受賞を受けて目をぎゅっとつむりながら「めちゃくちゃうれしい!」と素直に喜びを表現。一方の浜辺は、照れくさそうに「お兄さん(神木)とふたりで並んでいることを喜んでくださる方々に、このような形で恩返しできて光栄です」
芸歴28年の神木だが、意外にも主要な映画賞の個人賞は、06年の日本アカデミー賞新人賞以来。「ゴジラ―」では元特攻隊員の葛藤を丁寧に表現し、時代劇初主演の「大名倒産」ではコミカルな演技で観客を楽しませたが、「僕は個人賞とは縁遠いんだなと徐々に思い始めていたので…。だから本当にうれしいですし、何よりも作品賞で評価いただけたこともすてきなことです」と喜んだ。
一方の浜辺は、「ゴジラ―」と「シン・仮面ライダー」(庵野秀明監督)で特撮ヒロインを演じる異例の1年だったが、映画女優としての才能を十二分に発揮した。「ゴジラも仮面ライダーも昔から大好きでした。撮影方法も新鮮で、貴さん(山崎監督)と庵野監督とご一緒できたことも財産です。
19年映画「屍人荘の殺人」で初共演し、「ゴジラ―」を経て、3度目共演の「らんまん」で夫婦役を好演した。互いの魅力をどう見ているのか―。
神木「浜辺は度胸の人だと思いますね。勝負どころのシーンで迷いなく勝負してくるし、しかもちゃんと勝てる強さがある」
浜辺「(神木の言葉にガッツポーズしながら)緻密に計算しながら感情を織り込んでいて構造が分からない。背中をみせてもらいましたが、進化を続けていてお芝居のバケモノです」
主演賞受賞者は翌年の授賞式で司会を務める。神木は「じゃあ来年は僕が吉永小百合さんとMC!?(浜辺が司会を務めた)去年の紅白歌合戦はどうしてた?」
再共演を望む声も多いが、神木と浜辺は口をそろえて「そろそろ『見飽きた』という声が聞こえてきそう…。でもまた共演できるなら、今度は敵対する役柄がいい!」。“令和の名コンビ”が再会する世界線が早くも待ち遠しい。
(奥津 友希乃)
ゴジラを手にポーズをとる主演男優賞の神木隆之介と助演女優賞の浜辺美波
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