中村時蔵、梅枝に名跡を譲り初代中村萬壽を襲名「目が黒いうちに息子に継がせて、もっと指導しなければ」
2024/01/22

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会見に登場した(前列左から)小川夏幹、小川陽喜、小川大晴(後列同)中村獅童、中村時蔵、中村梅枝  会見に登場した(前列左から)小川夏幹、小川陽喜、小川大晴(後列同)中村獅童、中村時蔵、中村梅枝

 歌舞伎俳優の中村時蔵が22日、都内で歌舞伎座6月興行の記者会見に出席し、同公演で初代中村萬壽(まんじゅ)を襲名すると発表した。それに合わせて時蔵の長男・中村梅枝が6代目中村時蔵を襲名し、梅枝の長男・小川大晴(ひろはる)が5代目中村梅枝として初舞台を踏むことになった。

 時蔵は「私も年をとってきたので、目が黒いうちに時蔵を継がせて、もっと指導しなければ」という思いで息子に名跡を譲ることを決断。その上で「引退する気も隠居する気もありません。今後もバリバリ初役も勤めて、指導もしていきたい」と意欲的だ。2022年6月に襲名の打診を受けた梅枝は当初、「さすがに無理です。早過ぎます」と断ったが、周囲の勧めもあり6代目襲名を決意。「今まで以上に責任感を持って、芸道にまい進していきたい」と力を込めた。

 4月に69歳の誕生日を迎える時蔵は、初舞台から芸歴64年の女形。昨年9月に国立劇場で女形最高峰の難役とされる「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」の太宰後室定高(だざいこうしつさだか)を初役で勤めるなど存在感を示し、国立劇場養成所の主任講師として後進の育成にも熱心に取り組んでいる。

 また、中村獅童の長男・小川陽喜(はるき)が初代中村陽喜、次男・小川夏幹(なつき)が初代中村夏幹として初舞台を勤めることも発表された。

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