江戸時代に放火魔や盗人、博徒を取り締まる「火付盗賊改」という職務があった。とりわけ時代小説家・池波正太郎が描いた「鬼平犯科帳」の主人公・長谷川平蔵は有名だ。
平蔵は盗賊にとって鬼より怖い人物といわれたが、それを上回る過激でエキセントリックな火付盗賊改がいた。横田松房(よこた・としふさ)という江戸時代中期の旗本だ。
横田の取調べは常軌を逸していた。自ら横田棒と呼ぶ拷問道具を発案。この横田棒を石抱と併用し、正座して石を抱く囚人が折り曲げた脚の合間に挿入したという。石抱は別名を「石責め」とも「算盤責め」ともいわれ、洗濯板のような板に囚人を正座させ、その膝上に重石を乗せて脛を痛めつける拷問だ。
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