手紙やはがきを送る際に使う「切手」。2021年には日本で初めて切手が発行されてから150年を迎えるなど、日本人にとって当たり前に存在する文化の1つだ。切手に施されたデザインはいずれも精巧な作りをしており、使用せずにコレクションしている人も多いのだとか。
しかし、連絡手段としてメールやSNSが主流となっている昨今、書面でコミュニケーションを取る文化が衰退しつつあるのが現状だ。
とはいえまだまだ愛用者の多い切手だが、一体誰がどんな意味を込めてデザインしているのか、考えたことはあるだろうか?
そこで今回は切手制作の裏側に迫るべく、日本郵便株式会社(以下、日本郵便)切手・葉書室 切手デザイナーの玉木明さんと貝淵純子さんに話を聞いた。(2022年12月取材)
■在籍する切手デザイナーは8名!知られざるデザインの裏側
切手は大きく2種類に分けられ、日本の自然や風景などを描いた「普通切手」
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