東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)主催の第66回(23年度)ブルーリボン賞が23日までに決定した。
「ゴジラ-1.0」が作品賞、神木隆之介(30)の主演男優賞、浜辺美波(23)の助演女優賞の3冠を制した。また吉永小百合(78)が、00年「長崎ぶらぶら節」以来23年ぶり3度目の主演女優賞に輝いた。20年のコロナ禍以降、見送ってきた授賞式を、2月8日に都内で開催する。
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作品賞を受賞した「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督(58)は、神木隆之介(30)の主演男優賞、浜辺美波(23)の助演女優賞との3冠獲得を喜んだ。
神木はメジャーの映画賞での男優賞は初受賞で、浜辺もブルーリボン賞は初受賞。
自身も、00年の監督デビュー作「ジュブナイル」から興収12億円を記録し、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや、興行収入(興収)86億5000万円を記録した13年「永遠の0」などを手がけた国内有数のヒットメーカーながら、意外にもブルーリボン賞とは縁がなかった。「とにかく、エンターテインメント映画は賞とは距離がある。評価をいただいたのはありがたい」と喜んだ。
「ゴジラ-1.0」は、1954年(昭29)11月3日公開の「ゴジラ」(本多猪四郎監督)から始まったシリーズにおいて30作目、生誕70周年記念映画という節目の作品となった。
初代の公開日と同日の23年11月3日の封切りから11日までの、70日間の国内での興収52億1000万円、観客動員339万人を突破。同12月1日から邦画実写史上最大規模となる2308館で公開した北米でも、10日までの41日間で興収4974万ドル(約728億円)を突破し、アニメを含めた日本映画の興収で歴代2位となった。
大ヒットという数字上の結果だけでなく、作品性も世界から評価された。12日に都内でモノクロ版「-/C」の上映開始と大ヒットを記念した御礼舞台あいさつが行われた際、山崎監督は渡米していた。現地では、エンターテインメント系大作を多く手がけるハリウッドのトップクリエイターたちと対面し対談。
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